RTX 5060 vs RX 9060 XT vs Arc B580:コスパのいいグラボはどれ?

発売時価格の$349まで予算を出せるなら、Radeon RX 9060 XT 16GBがおすすめです。3枚の中で最速で、16GBのVRAM(ビデオメモリ)を積んでいるのもこれだけです。$299のRTX 5060とRX 9060 XT 8GBは同等の性能で、$249のArc B580は遅めですが12GBあります。

更新日: · fps目安の推定方法 · 読了目安1分 · 執筆:Muhammad Muzammil · 数値は210タイトルが対象です(2026年10月時点の当サイトのカタログ)

フルHD(1080p)のゲーミングPCを組むときに多くの人が迷う3枚(4モデル)で、決め手は速さそのものより、VRAM・遊ぶゲームが対応する超解像・CPUです。

グラボVRAM発売時価格フルHD 高フルHD ウルトラWQHD 高WQHD ウルトラWQHD・高設定で60fps以上のタイトル数
Arc B58012GB$24996756860129
GeForce RTX 50608GB$299117947963154
Radeon RX 9060 XT 8GB8GB$299123998568164
Radeon RX 9060 XT 16GB16GB$3491301059273171

表の数字は、210タイトルのフレームレート(fps)の推定値の中央値で、超解像を使わないネイティブ解像度です。WQHD(1440p)もここに含みます。ここに載せたfpsはすべてFPSVibeのモデルによる推定値で、これらのグラボを実際に動かして得た数字ではありません。モデルの調整に使っていない公開ベンチマーク結果と比べると、誤差の中央値は約10%です。特に断りがない限り、Ryzen 7 7800X3Dとメモリ32GBの条件で、できるだけグラボの性能が上限になるようにしています。価格は米国での発売時価格です。

速度:思ったより差は小さい

僅差のときの扱いについて:モデルの誤差の中央値は約10%なので、推定値の差が10%未満の2枚は「勝ち負け」ではなく「同等」とします。その場合は、価格・VRAM・機能で決めることになります。

フルHD・高設定では、RX 9060 XT 16GBがRTX 5060より約11%速く、RTX 5060はArc B580より約23%速くなります。RX 9060 XT 8GBはその間で、RTX 5060を5%上回る程度です。同じ発売時価格なので、同等と見ていいでしょう。WQHD・高設定でも順位は同じで、210タイトルのうち60fpsに届くのは、RX 9060 XT 16GBで171タイトル、B580で129タイトルです。

発売時価格あたりの性能は4モデルとも差が10%以内で、どれも発売時価格なら損な買い物ではありません。選ぶのは、どこまで速さとVRAMにお金をかけるかです。

ゲーム(WQHD・高設定)Arc B580RTX 5060RX 9060 XT 8GBRX 9060 XT 16GB
Counter-Strike 2176206222239
Fortnite92107115125
Marvel Rivals52606570
Call of Duty: Black Ops 663748086
Forza Horizon 591107115124
Cyberpunk 207761717783
Hogwarts Legacy57667177
Baldur's Gate 37992 ⚠99 ⚠106
モンハンワイルズ3845 ⚠48 ⚠52
Black Myth: Wukong30353841

⚠は、その画質設定でゲームが求めるよりVRAMが少ないグラボです。カクつきが出るので、テクスチャ品質を下げてください。

VRAM:本当の差が出るのはここ

RTX 5060とRX 9060 XT 8GBは8GB、Arc B580は12GB、RX 9060 XT 16GBは16GBです。フルHD・高設定なら、数字のあるほとんどのタイトルは8GBでまだ足りますが、Baldur's Gate 3とモンハンワイルズはWQHD・高設定の時点で8GBを超える容量を求めます。ウルトラ設定ではさらに増えます。このため、いちばん安い12GBのArc B580は、ウルトラのテクスチャなら$299の2枚より安心です。RX 9060 XT 8GBを買うくらいなら、$50足して16GB版にしたいところです。ゲームごとの詳細は8GBのVRAMで足りる?を参照してください。

超解像とフレーム生成

カードごとに使える超解像技術が違い、どのゲームが対応しているかは、数fpsの差と同じくらい大事です。公式の対応リストにDLSSが載っているのは210タイトル中109タイトル、FSRは82タイトル、XeSSは53タイトルです。RTX 5060は、ゲームが対応していれば3つすべてを使えます。RadeonとArcではDLSSは使えません。フレーム生成は、RTX 5060がDLSS Frame Generation(71タイトル)とFSR Frame Generation(27タイトル)、ほかのグラボはFSR Frame Generationのみです。フレーム生成は表示されるフレームを増やしますが、操作の反応は生成なしのフレームレートのままです。映像をなめらかにするおまけと考え、遅いグラボを選ぶ理由にはしないでください。詳しくはDLSS vs FSR vs XeSSをどうぞ。

よく遊ぶゲームがDLSS対応ばかりなら、ネイティブの速さではRX 9060 XT 8GBと同等でも、RTX 5060を選ぶ意味があります。ネイティブ解像度で遊ぶなら、両者の差はほとんどありません。

CPUによって結果は変わる

上の数字は、グラボごとの差が出るように高速なCPUを使っています。Ryzen 5 5600に替えると、フルHD・高設定でRTX 5060は約100fps、RX 9060 XT 16GBは106fpsに下がり、同等になります。多くのゲームで、グラボではなくCPUが上限になるからです。古いCPUや安いCPUでフルHDを遊ぶなら、速いグラボに足す差額は表で見るほど効かず、VRAMの容量のほうが効いてきます。お使いの組み合わせはボトルネック計算機で確認できます。

消費電力ほか

Arc B580の定格は190Wで、RTX 5060の145W、RX 9060 XTの150〜160Wより高めです。電源ユニットも少し余裕のあるものが必要で、性能のわりに発熱も多くなります。買う前に、よく遊ぶゲームのゲームページで確認してください。お使いのグラボ名での推定fpsが表示され、VRAMが足りないときは警告も出ます。

どれを買う?

  • Arc B580:予算が$250前後までで、8GBより多いVRAMがほしい人向けです。
  • RTX 5060:遊ぶゲームがDLSSに対応している、またはDLSS Frame Generationを使いたい人で、フルHDで遊ぶ場合に向いています。
  • RX 9060 XT 8GB:DLSSなしのネイティブ解像度でフルHDを遊び、8GBでも構わない人向けです。RTX 5060と同じ価格で、性能も同等です。
  • RX 9060 XT 16GB:WQHDで遊ぶ人、ウルトラのテクスチャで遊びたい人、長く使いたい人向けです。

どの2枚でも比較ページで並べて比べられます。全グラボの中での順位はフルHDのおすすめグラボで確認してください。

よくある質問

RTX 5060はRX 9060 XTより優れていますか?

8GB版のRX 9060 XTとは、推定では速度は同等です。RTX 5060にはDLSSとDLSS Frame Generationがあり、RX 9060 XT 8GBにはありません。RX 9060 XT 16GBはどちらよりも速く、VRAMも2倍です。

Arc B580は今でも買う価値がありますか?

はい。より安く12GBがほしいなら選べます。3枚の中でいちばん遅いものの、いちばん安く、発売時価格あたりの性能は他と同等です。

WQHDで遊ぶならどれがいいですか?

RX 9060 XT 16GBです。最速で、WQHD・高設定でもVRAMが足りなくなりません。推定では、Cyberpunk 2077のWQHD・高設定でRX 9060 XT 16GBは約83fps、RTX 5060は71fpsです。

これらのグラボは8GBで足りますか?

フルHD・高設定ならほとんどの場合足ります。WQHDやウルトラ設定では、それ以上を求めるゲームが増えています。詳しくは8GBのVRAMで足りる?を参照してください。

これらのグラボには高性能なCPUが必要ですか?

必須ではありませんが、Ryzen 5 5600クラスのCPUだと、フルHDでは差が縮まります。予算別のCPUとグラボの組み合わせは、ゲーム向けおすすめCPUをご覧ください。

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執筆:Muhammad Muzammil FPSVibeは、ゲームが自分のPCで動くかをチェックし、公開している推定モデルでfpsを推定する無料ツールを作っています。運営者情報

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