VRAM 8GBは2026年でも足りる?

フルHD(1080p)の高設定なら足ります。VRAM(ビデオメモリ)のデータがある38タイトルのうち、8GBを超えるのは1タイトルだけですが、フルHDのウルトラ設定では9タイトル、WQHD(1440p)のウルトラ設定では19タイトルが超えます。

更新日: · fps目安の推定方法 · 読了目安1分 · 執筆:Muhammad Muzammil · 数値は210タイトルが対象です(2026年10月時点の当サイトのカタログ)

つまり、テクスチャを「高」にして構わないなら、8GBはフルHD向けのグラボとして今も十分使えます。ウルトラのテクスチャで遊びたい、WQHDで遊ぶ、4〜5年使い続けたいという場合は、12GB以上を選んでください。

設定数値があるタイトル数8GBを超えるタイトル12GBを超えるタイトル
フルHD 中2510
フルHD 高3810
フルHD ウルトラ3890
WQHD 高38100
WQHD ウルトラ38191
4K 高38100
4K ウルトラ38191

ここに載せた数値はすべて、FPSVibeのモデルとVRAMの目安ルールによる推定です。当サイトでグラボを動かして計った値ではありません。モデルの調整に使っていない他サイトのベンチマーク結果と比べると、誤差の中央値は約10%です。fpsはRyzen 7 7800X3Dとメモリ32GBの構成で推定しており、できるだけグラボの性能が上限になるようにしています。価格は米国での発売時価格です。

数値の出どころ

当サイトの210タイトルのうち、公開されているテスト結果か公式のVRAM容量のどちらかがあるのは38タイトルで、ここで数えているのはそのタイトルだけです。7タイトルは、他サイトの公開テストでウルトラ設定のVRAM使用量が測られています。残りの31タイトルは公式の推奨スペックにVRAM容量が書かれていて、そこに設定や解像度ごとの増減を足しています。高設定はウルトラ設定より2GB少なく、WQHDでは約0.5GB、4Kでは2GB近く増える、という目安です。あくまで経験則なので、表では正確な使用量ではなく「ある基準を超えるタイトルの数」を数えています。数値がないゲームは「問題なし」ではなく、単にわからないものとして扱っています。詳しい方法はVRAMは何GB必要かにまとめています。

高設定より下の設定で8GBを超えるゲームは、ごくわずかです。WQHDの高設定では10タイトル、4Kの高設定でも10タイトルが8GBを超えます。テクスチャを高にすると、同じ重いゲームがどの解像度でも基準を超えるためです。4Kのウルトラ設定まで、12GBで足りないのは1タイトルだけで、16GBならすべてのタイトルをカバーできます。

8GBでは足りなくなるゲーム

ゲームフルHD 高フルHD ウルトラWQHD 高WQHD ウルトラ4K ウルトラ
DOOM: The Dark Ages10GB ⚠12GB ⚠10.5GB ⚠12.5GB ⚠13.8GB ⚠
Baldur's Gate 38GB10GB ⚠8.5GB ⚠10.5GB ⚠11.8GB ⚠
モンハンワイルズ8GB10GB ⚠8.5GB ⚠10.5GB ⚠11.8GB ⚠
Warhammer 40,000: Space Marine 28GB10GB ⚠8.5GB ⚠10.5GB ⚠11.8GB ⚠
Final Fantasy VII Remake Intergrade8GB10GB ⚠8.5GB ⚠10.5GB ⚠11.8GB ⚠
Dragon's Dogma 28GB8GB8.5GB ⚠8.5GB ⚠9.8GB ⚠
The Last of Us Part I6GB8GB6.5GB8.5GB ⚠9.8GB ⚠
Resident Evil 46GB8GB6.5GB8.5GB ⚠9.8GB ⚠
Forza Horizon 56GB8GB6.5GB8.5GB ⚠9.8GB ⚠
Borderlands 46GB8GB6.5GB8.5GB ⚠9.8GB ⚠

⚠ は、その設定でゲームが求めるVRAMが8GBのグラボの容量を超えていることを示します。カクつきが出る可能性が高いので、テクスチャの設定を下げてください。

DOOM: The Dark Agesは、公式のスペックが最初から8GBを求めているため、フルHDの高設定でもすでに約10GBが必要です。Baldur's Gate 3、モンハンワイルズ、Space Marine 2は、フルHDの高設定なら問題ありませんが、フルHDのウルトラ設定では約10GBを求めます。The Last of Us Part I、Resident Evil 4、Forza Horizon 5のように、他サイトのテストでVRAM使用量が測られているゲームは、ウルトラ設定でちょうど8GB前後に収まるため、8GBを超えるのはWQHD以上です。

VRAMが足りなくなるとどうなる?

VRAMが足りなくなったグラボは、fpsが少し落ちるだけでは済みません。テクスチャをはるかに遅いメインメモリから読み込むことになり、カクつき、テクスチャの読み込み遅れやぼやけが起こり、ときにはクラッシュします。当サイトのfpsモデルでは、公開テストの数値があるゲームについて、不足が2GBまでなら10%、それ以上なら30%のfps低下とみなしています。平均fpsでは最悪の部分が見えにくく、カクつきは最も遅いフレームに表れます。

対処は、たいてい設定ひとつで済みます。テクスチャ品質です。テクスチャをウルトラから高へ、高から中へ下げると、ほかのどの設定よりVRAM使用量が減り、フルHDなら見た目の劣化もわずかです。影や描画解像度の影響はそれより小さめです。超解像は、描画するピクセルが減るので少しだけ効きますが、テクスチャのサイズは変わりません。

今買える8GBのグラボ

僅差のときの注意点です。モデルの誤差の中央値は約10%なので、推定の差が10%未満の2枚は、勝ち負けではなく同等として扱います。その場合は、価格・VRAM・機能で決めてください。

グラボVRAM発売時価格フルHD 高:fps中央値WQHD 高:fps中央値
GeForce RTX 50508GB$2499361
GeForce RTX 40608GB$2999464
GeForce RTX 50608GB$29911779
Radeon RX 9060 XT 8GB8GB$29912385
GeForce RTX 5060 Ti 8GB8GB$37912889
Radeon RX 9060 XT 16GB16GB$34913092
GeForce RTX 5060 Ti 16GB16GB$42913195

これらのグラボは、フルHDには十分な速さです。当サイトの全タイトルを高設定にした場合、RTX 5060は約117fps、RX 9060 XT 8GBは約123fpsです。足りないのは速さではなくVRAMです。このうち2モデルには容量違いがあり、RX 9060 XT 16GBは8GB版より発売時価格が$50高く、RTX 5060 Ti 16GBも$50高くなっています。フルHDの高設定で16GB版が速いのはRadeonが6%、GeForceが2%だけで、推定上は同等です。つまり、$50で買えるのは速さではなくVRAMです。もっと安くて8GBより大きいグラボがほしいなら、Arc B580は発売時$249で12GBあります。

8GBのグラボは買っていい?

買ってもいい人: フルHDで、主にeスポーツや古めのゲームを遊び、新作の一部でテクスチャを「高」にしても気にならない人です。1〜2年以内に買い替える予定なら、つなぎとして8GBでも問題ありません。

やめたほうがいい人: WQHDで遊ぶ人、ウルトラのテクスチャで遊びたい人、表にある重いゲームを遊ぶ人、何年も使い続けたい人です。ゲームが求めるVRAMは増える一方で、同じチップの16GB版に$50足すほうが、早めに買い替えるよりずっと安く済みます。

すでに持っている人: フルHDの高設定なら、買い替える必要はありません。カクつくゲームではテクスチャを下げ、各ゲームのページも確認してください。選んだ設定でゲームが求めるVRAMよりお使いのグラボのVRAMが少ないと、どのゲームページでも警告が表示されます。

よくある質問

VRAM 8GBはWQHD(1440p)で足りますか?

高設定やウルトラ設定では足りないことが多いです。38タイトルのうち10タイトルが、WQHDの高設定で8GBを超え、ウルトラ設定ではさらに増えます。テクスチャを「中」にすれば、ほとんどのゲームはまだ問題なく動きます。

VRAM 8GBはフルHDで足りますか?

足ります。数値があるゲームのうち、フルHDの高設定で足りないのは1タイトルだけです。ウルトラ設定では、約4分の1のタイトルが8GBを超えます。

RX 9060 XT 16GBは、8GB版より$50高い価値がありますか?

多くの人にとっては、あります。速さはほぼ同じですが、16GB版ならウルトラのテクスチャやWQHDでもVRAM不足になりにくく、長く使えます。

超解像でVRAM使用量は減りますか?

少しだけ減ります。描画するピクセルが減るためですが、テクスチャのサイズは変わらないので、数GB足りないグラボを救うほどではありません。効くのはテクスチャ品質を下げることです。詳しくはDLSS・FSR・XeSSの違いをご覧ください。

2026年に買うなら、VRAMは何GB必要ですか?

フルHDとWQHDの大半なら12GB、WQHDのウルトラ設定や4Kなら16GBです。おすすめはフルHD向けのおすすめグラボをご覧ください。

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執筆:Muhammad Muzammil FPSVibeは、ゲームが自分のPCで動くかをチェックし、公開している推定モデルでfpsを推定する無料ツールを作っています。運営者情報

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