以下の数字は、根拠のあるゲームだけから出しています。他サイトの公開テストで確認されたビデオメモリ量か、ゲームの公式スペックに書かれている量です。
ゲームごとに自分のグラボを確認するには、FPS計算機でグラボを選んでください。その画質設定でグラボのビデオメモリが足りなくなりそうなときは、警告が表示されます。
この数字の根拠
ビデオメモリの量を公開しているゲームは多くありません。FPSVibeに載っている210タイトルのうち、根拠となるデータがあるのは38タイトルです。
- 公開ベンチマークで確認できた7タイトル(例:The Last of Us Part I、Forza Horizon 5):同じテストで、メモリの少ないカードがメモリの足りているカードに劣っていました。ウルトラ設定での必要量を基準にし、画質プリセットが「高」のときはそれより2GB少ないと推定しています。
- 公式スペックにビデオメモリ量が書かれている31タイトル(「8GB VRAM」など):最低スペックの量を「低」、推奨スペックの量を「高」、「中」はその中間とし、「ウルトラ」は推奨スペックより2GB多いと推定しています。
解像度が上がると必要量も増えます。公開されているゲーム別の測定値の中央値で、同じ画質プリセットならフルHDよりWQHDで約0.5GB、4Kで約1.8GB多くなります。なお、スペックに書かれたカード名(「GTX 1060 6GB」など)は数えていません。これは必要なメモリ量ではなく、性能の目安を示しているだけだからです。詳しい算出方法は算出方法のページにあります。
解像度と画質プリセット別の必要VRAM
FPSVibeのデータにある、標準的なゲーム(中央値)と最も重いゲームの必要量です(単位:GB)。
| 画質プリセット | フルHD | WQHD | 4K |
|---|---|---|---|
| 低 | 3(最大8) | 3.5(最大8.5) | 4.8(最大9.8) |
| 中 | 4(最大9) | 4.5(最大9.5) | 5.8(最大10.8) |
| 高 | 5(最大10) | 5.5(最大10.5) | 6.8(最大11.8) |
| ウルトラ | 7(最大12) | 7.5(最大12.5) | 8.8(最大13.8) |
「低」「中」は「高」より下の量まで根拠がある25タイトル、「高」「ウルトラ」は全38タイトルが対象です。
8GB・10GB・12GBで足りなくなるのは?
38タイトルのうち、各設定でグラボのVRAMを超えそうなゲームの数です(「低」「中」は25タイトル中)。
| 設定 | 6GBで不足 | 8GBで不足 | 10GBで不足 | 12GBで不足 |
|---|---|---|---|---|
| フルHD・高 | 10 | 1 | 0 | 0 |
| フルHD・ウルトラ | 19 | 9 | 1 | 0 |
| WQHD・高 | 19 | 10 | 1 | 0 |
| WQHD・ウルトラ | 25 | 19 | 9 | 1 |
| 4K・高 | 19 | 10 | 1 | 0 |
| 4K・ウルトラ | 29 | 19 | 9 | 1 |
この表から分かること:
- 6GBは、フルHDの高設定でもすでにギリギリです。新しめのゲームではテクスチャを「中」にする前提で考えましょう。
- 8GBは、フルHDの高設定ならこの中のほぼすべてのゲームで足ります。例外はDoom: The Dark Agesで、推奨スペックが10GBを求めています。フルHDのウルトラ設定とWQHDでは、およそ4分の1〜半数のゲームがそれ以上を求めます。
- 12GBで足りなくなるのは、この中では1タイトルだけです。それもWQHDか4Kのウルトラ設定に限られます。
- 16GBなら、4Kのウルトラ設定を含め、ここにあるすべてのゲームをすべての設定でカバーできます。
最も重いゲーム
推定で必要なビデオメモリ(単位:GB)です。
| ゲーム | 根拠 | 高・フルHD | 高・WQHD | ウルトラ・WQHD | ウルトラ・4K |
|---|---|---|---|---|---|
| Doom: The Dark Ages | 公式(最低8、推奨10) | 10 | 10.5 | 12.5 | 13.8 |
| Baldur's Gate 3 | 公式(最低4、推奨8) | 8 | 8.5 | 10.5 | 11.8 |
| モンハンワイルズ | 公式(最低6、推奨8) | 8 | 8.5 | 10.5 | 11.8 |
| Warhammer 40,000: Space Marine 2 | 公式(最低6、推奨8) | 8 | 8.5 | 10.5 | 11.8 |
| Dragon's Dogma 2 | 公式(最低8) | 8 | 8.5 | 8.5 | 9.8 |
| The Last of Us Part I | 公開ベンチマーク(ウルトラで8) | 6 | 6.5 | 8.5 | 9.8 |
| Forza Horizon 5 | 公開ベンチマーク(ウルトラで8) | 6 | 6.5 | 8.5 | 9.8 |
これらは選ぶときの目安となる推定値で、正確な数値ではありません。同じゲームでも、負荷の高いシーンやレイトレーシング、テクスチャMod使用時にはより多くのメモリを使うことがあります。
VRAMが足りなくなるとどうなる?
ビデオメモリが足りなくなっても、普通はゲームが落ちるわけではありません。テクスチャがより遅いシステムメモリに回されるため、平均フレームレート(fps)は問題なさそうに見えても、カクつきやテクスチャの読み込み遅れが起こります。公開テストでこの現象が確認されているゲームでは、最大2GB足りないカードは、同じテストでメモリが足りているカードより約10%遅く、さらに不足するとその差は広がります(テスト数は少なめです)。
対処法は、たいてい設定ひとつです。「テクスチャ」の設定を1段階下げましょう。ビデオメモリの節約効果が最も大きく、フルHDなら画質の低下もわずかです。解像度を下げる、レイトレーシングをオフにするのも効果があります。
自分のVRAM容量の確認方法
- Ctrl + Shift + Escを押して、タスク マネージャーを開きます。
- 「パフォーマンス」タブを開き、「GPU」をクリックします。
- 「専用 GPU メモリ」の値を見ます。これがお使いのグラボのビデオメモリです。
内蔵GPU(Intel UHDやIris Xe、AMD Radeon 780Mなど)は専用のメモリを持たず、システムのメモリ(RAM)を共有するため、ここでの警告は当てはまりません。内蔵GPUでは、メモリを増やしてデュアルチャネルにするほうが効果的です。詳しくはゲームに必要なメモリは何GB?をご覧ください。お使いのグラボが分からない場合は、グラボの確認方法を参照してください。
ビデオメモリ別のおすすめグラボ
- フルHDの中〜高設定:8GBで遊べます(RTX 5060、RX 9060 XT 8GB)。ただし、長く使うなら12〜16GBが安心です:Arc B580(12GB)、RX 9060 XT 16GB。
- WQHD:12GB以上(RTX 5070など)。ウルトラ設定でも安心したいなら16GB(RX 9070、RTX 5060 Ti 16GB)。
- 4K:16GB(RX 9070 XT、RTX 5070 Ti、RTX 5080)。
ビデオメモリだけで快適さが決まるわけではありません。グラボ自体の速さも必要です。フルHD向けとWQHD向けのおすすめもご覧ください。