CPUの性能が特に効いてくるのは、フレームレート(fps)の高いeスポーツ系タイトルや大規模なストラテジーゲーム、そして高性能なグラボと組み合わせるときです。
すでにPCをお持ちの方は、買い替える前にボトルネック計算機で、今のCPUが本当に足を引っ張っているかを確認してみましょう。
ゲーム向けCPUおすすめ早見表
| CPU | コア数 / スレッド数 | ソケット | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| Ryzen 7 9800X3D | 8 / 16 | AM5 | 多くの人にとって最速のゲーム向けCPU |
| Ryzen 9 9950X3D | 16 / 32 | AM5 | 最高クラスのゲーム性能と重い作業(動画編集・3D)の両立 |
| Core Ultra 5 250K Plus | 18 / 18 | LGA 1851 | ミドルレンジで最高のコスパ、作業性能も高い |
| Ryzen 5 9600X | 6 / 12 | AM5 | 今後のアップグレードも見込めるミドルレンジ |
| Ryzen 7 5700X3D | 8 / 16 | AM4 | 手持ちのAM4 PCに最適なアップグレード |
| Ryzen 5 5500 | 6 / 12 | AM4 | 最安で選ぶ価値のあるゲーム向けCPU |
| Ryzen 7 8700G | 8 / 16 | AM5 | グラボなしでゲームを遊ぶ(強力な内蔵GPU) |
これらのCPUで自分の遊ぶゲームが何fps出るかはFPS計算機で、CPU同士の性能はCPU性能ランキングで比べられます。
おすすめCPUの選定理由
総合ベスト:Ryzen 7 9800X3D。追加の「3D V-Cache」のおかげで、ほとんどのゲームで最速のCPUです。eスポーツ系タイトルやシミュレーションゲームでは、大差をつけることも珍しくありません。新しいRyzen 7 9850X3Dは速さの差が数%ほどで消費電力は増えるため、買うなら9800X3Dがおすすめです。
ハイエンドのベスト:Ryzen 9 9950X3D。ゲーム性能は9800X3Dとほぼ同じ(差は2%程度)で、コア数は2倍あるため、動画編集・配信・3D制作にも向いています。こうした作業性能が必要な人だけ選べば十分です。
ミドルレンジのベスト:Core Ultra 5 250K Plus。Intelが2026年に出した「Arrow Lake Refresh」の1つで、ゲームのコスパが高く、普段のマルチタスクにもとても強いCPUです。LGA 1851ソケットには今後新しいCPUが出る見込みが薄いため、そのPCを使い続ける間はこのCPUで運用する前提で選びましょう。
AM5でコスパ重視:Ryzen 5 9600X。高速な6コアで、ほとんどのゲームを快適にこなします。AM5ソケットは今後のAMD製CPUにも対応する見込みで、マザーボードを替えずにCPUだけ後から買い替えられます。
AM4のアップグレードに最適:Ryzen 7 5700X3D。すでにAM4のマザーボード(Ryzen 1000〜5000シリーズ世代)をお持ちなら、差し替えるだけでゲーム性能が大きく伸びます。マザーボードもDDR4メモリも買い替え不要です。先にマザーボードのBIOSを更新しておきましょう。
低予算のベスト:Ryzen 5 5500。安くて省電力で、ミドルレンジのグラボと組み合わせれば、ほとんどのゲームで60fpsを出せる性能があります。AM4マザーボードとDDR4メモリで組めるので、PC全体の費用も抑えられます。
グラボがまだない場合:Ryzen 7 8700G。内蔵のRadeon 780Mで、eスポーツ系タイトルや古いゲームならフルHD(1080p)の低〜中設定で遊べます。まずはゲームを始めて、グラボは後から追加することもできます。
CPUはどのくらいの性能が必要?
| お使いのグラボ | 足を引っ張りにくいCPUの目安 |
|---|---|
| エントリー(RTX 3050、RX 6500 XT、Arc A380) | Ryzen 5 5500、Core i3-12100F以上 |
| ミドルレンジ(RTX 4060 / 5060、RX 7600 / 9060 XT、Arc B580) | Ryzen 5 5600、Core i5-12400F、Ryzen 5 9600X |
| ミドルハイ(RTX 5070、RX 9070) | Ryzen 5 9600X、Core Ultra 5 250K Plus、Ryzen 7 5700X3D |
| ハイエンド(RTX 5080以上) | Ryzen 7 9800X3D |
WQHD(1440p)や4Kではグラボの負担が大きくなるため、高速なグラボと組み合わせる場合でもミドルレンジのCPUで十分です。一方、リフレッシュレートの高いモニターでフルHDを遊ぶ場合は、CPUの性能がかなり重要になります。お使いの組み合わせはボトルネック計算機で確認できます。
購入前にチェックしたいこと
- ソケットとマザーボード。AM4のCPUにはAM4、AM5にはAM5、Intel Core Ultra 200SにはLGA 1851のマザーボードが必要です。互いに互換性はありません。
- メモリの種類。AM4はDDR4、AM5とLGA 1851はDDR5を使います。2026年はメモリ価格が大きく上がったため、予算を抑えたいならDDR4(AM4)構成で大きく節約できます。詳しくはゲームに必要なメモリ容量をご覧ください。
- CPUクーラー。CPUによっては、付属クーラーがありません。特にX3DシリーズやIntelのKモデルは、クーラーの予算も見ておきましょう。
- 次世代の予定。IntelとAMDの新しいデスクトップ向け世代は、2027年の初め頃までは出ない見込みです。2026年のCPUなら安心して買えます。