CPUがグラボのボトルネックになっている?

グラボの使用率が約90%を下回ったままフレームレート(fps)が期待より低いなら、CPUがボトルネックです。グラボが95〜100%まで使われているなら上限はグラボで、これは正常な状態です。

更新日: · 読了目安1分 · 執筆:Muhammad Muzammil

どのPCにも、どこかにボトルネックはあります。問題になるのは、狙いたいfpsに届かないときだけです。

かんたんチェック:ボトルネック計算機でCPUとグラボを選ぶと、お使いの解像度と画質設定で、ゲームごとにどちらのパーツがfpsを抑えているか、どれくらい抑えているかが分かります。

CPU・GPUボトルネックとは

ゲーム中は、CPUが1フレームぶんの準備(ゲームの処理、物理演算、グラボへの描画指示)をして、グラボがそれを描画します。fpsは、遅いほうのパーツで決まります。

  • CPUボトルネック:CPUのフレーム準備が追いつかず、グラボが待たされる状態です。高fpsを狙うeスポーツ系のゲームや、大規模なストラテジー・シミュレーションゲーム、速いグラボに古いCPUを組み合わせたときによく起こります。
  • GPUボトルネック:グラボがフル稼働している状態です。画質を上げて遊ぶほとんどのゲームでは、これが普通で健全な状態です。画質設定を下げればfpsは上がります。

CPUボトルネックのサイン

  • 重いゲームなのにグラボの使用率が約90%を下回り、fpsも思ったほど出ない。
  • 解像度や画質設定を下げても、fpsがほとんど変わらない。
  • 人混み、街中、大規模戦闘、多人数プレイなど、処理の重い場面でfpsが落ちる。
  • CPU全体の使用率は低く見えても、1〜2スレッドだけ100%近くに張り付いている。
  • 平均fpsの低さよりも、カクつきやフレームタイムのばらつき(1% Lowの低さ)が目立つ。

2分でできる確認方法

方法見るポイント
タスク マネージャー(Ctrl + Shift + Esc →「パフォーマンス」タブ)ゲームをウィンドウモードで動かしながら、GPU使用率とCPU使用率を確認
NVIDIA appのオーバーレイ、AMD Adrenalinのメトリクス、MSI Afterburnerゲーム中のGPU使用率をリアルタイムで確認。Afterburnerならスレッドごとの使用率も表示可能
解像度テスト解像度やレンダースケールを大きく下げます。fpsが変わらなければCPUが上限で、上がるならグラボが上限だったと分かります

確認は、実際に遊んでいるゲームで行ってください。同じPCでも、Counter-Strike 2ではCPUが上限、サイバーパンク2077ではグラボが上限、ということがよくあります。

CPUボトルネックの対処法

  1. 解像度や画質設定を上げる。意外に思えますが、グラボに余力があるなら、fpsをほとんど落とさずに画質を上げられます。
  2. fpsを制限する。処理の重い場面で出るfpsより少し低めに上限を設定します。平均が高くてもばらつきのあるfpsより、フレームタイムが安定しているほうが滑らかに感じます。
  3. バックグラウンドのアプリを閉じる。ブラウザ、ランチャー、録画ソフトなどがCPUの処理時間を奪い合っていることがあります。
  4. CPU負荷の高い設定を下げる。人の密度、描画距離、物理演算、シミュレーションの詳細度などが該当します。
  5. XMP/EXPOを有効にして、メモリを2枚挿しにする。遅いシングルチャネルのメモリは、CPUボトルネックを悪化させます。詳しくはゲームに必要なメモリ容量をご覧ください。
  6. しっかり冷やす。CPUが高温になると、自動的に動作が遅くなります。ホコリを掃除して、クーラーの状態も確認しましょう。
  7. 上の方法で足りなければ、CPUをアップグレードする。新しいCPUがマザーボードのソケットに合うかを確認し、ボトルネック計算機で候補を比べてみてください。

GPUボトルネックの対処法

たいていは何もしなくて大丈夫です。PCがグラボをしっかり使えているということだからです。fpsが足りないときは、特に重い設定を下げるか超解像を使います(fpsを上げる方法を参照)。もっと速いグラボとの違いはGPU vs GPUで比較できます。

よくある質問

CPUボトルネックは悪いこと?

狙いたいfpsに届かない場合だけ問題です。一部のゲームで少しボトルネックがあるのは普通で、買い替えるほどのことではありません。

どれくらいのボトルネックなら許容範囲?

1つの平均値ではなく、実際に遊ぶゲームで判断してください。ボトルネック計算機で、遊んでいるゲームがお使いの解像度と画質設定でグラボ側の上限になっている、またはCPUが上限になるのが狙いのfpsよりずっと高いところなら、バランスの取れた組み合わせです。遊んでいるゲームで、狙いのfpsより低いところでCPUが上限になっているなら、グラボを新しくするよりCPUの買い替えのほうが効果的です。すでに144fps以上出ているゲームでCPUが上限でも、ほとんど気にする必要はありません。1つの「ボトルネック率(%)」は多くのゲームの平均で、まさにこの違いを隠してしまいます。

解像度を上げるとCPUボトルネックは減る?

実質的には減ります。WQHD(1440p)や4Kでは1フレームあたりのグラボの負荷が増えるため、グラボが上限になり、CPUが待たされる時間が短くなります。

ゲームでGPU使用率が低いのはなぜ?

多くはCPUボトルネックか、fps上限・垂直同期(V-Sync)の影響です。ノートパソコンで、ゲームが内蔵GPUで動いている場合もあります。買い替える前に、まずこれらを確認してください。

CPUがボトルネックなら、グラボを良くしても意味がない?

効果はあまりありません。fpsはCPUに抑えられたままです。先にCPUをアップグレードするか、画質を上げて今のグラボを使い切りましょう。

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執筆:Muhammad Muzammil FPSVibeは、ゲームが自分のPCで動くかをチェックし、公開している推定モデルでfpsを推定する無料ツールを作っています。運営者情報