以下では、それぞれの数値がどこに表示されるのか、MacやLinuxではどうするのか、そしてゲームが動くかを調べるときにどの数値が重要なのかを説明します。
急いでいる方は、「PCを自動検出」を使えば、ブラウザからワンクリックでグラボを読み取れます。ブラウザはCPUのモデル名を取得できないため、CPU名だけはこのガイドで確認してください。
ゲームが動くか調べるために必要な情報
| パーツ | 控えておく項目 | 例 | ゲームで重要な理由 |
|---|---|---|---|
| CPU | モデル名(フルネーム) | Core i5-12400F、Ryzen 5 5600 | 人の多い場面、オープンワールド、対戦ゲームでフレームレート(fps)の上限を左右する |
| グラボ(GPU) | モデル名(フルネーム)と専用メモリ(VRAM/ビデオメモリ) | RTX 3060、12GB | fpsと画質設定を決める最大の要素 |
| メモリ(RAM) | 合計容量と枚数 | 16GB(2枚) | 足りないとカクつく。1枚より2枚のほうが速い |
| ストレージ | SSDかHDDか、空き容量 | SSD、空き120GB | ロード時間に影響する。最近の新作はSSDが必須のものも多い |
Windows 10・Windows 11
いちばん手軽な方法:タスク マネージャー
- Ctrl + Shift + Escを押します(スタートボタンを右クリックして「タスク マネージャー」を選んでも開けます)。
- 左側の「パフォーマンス」をクリックします(Windows 11では心拍のような波形のアイコンです)。
- 一覧の各項目をクリックして確認します。
- CPU:右上にCPU名が表示されます。グラフの下に「コア」と「論理プロセッサ」(スレッド数)が出ます。
- メモリ:右上に合計メモリ容量が表示されます。下部には「速度」(例:3200 MT/s)、「使用済みスロット」(例:「2/4」)、「フォーム ファクター」(デスクトップはDIMM、ほとんどのノートパソコンはSODIMM)があります。
- GPU 0 / GPU 1:右上にグラボ名が表示されます。「専用 GPU メモリ」がグラボ自身のビデオメモリ(VRAM)です。GPUが2つ表示される場合は、下の「グラボが2つ表示される場合」をご覧ください。
- ディスク 0、ディスク 1…:各ドライブがSSDかHDDかが表示されます。
設定アプリ(CPUとメモリのみ)
「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開きます。「デバイスの仕様」に「プロセッサ」と「実装 RAM」が表示されます。最近のWindows 11のアップデートではグラボもここに表示されますが、古いバージョンではタスク マネージャーを使ってください。
DirectX 診断ツール(1つのウィンドウで全体をチェック)
- Windowsキー + Rを押し、
dxdiagと入力してEnterキーを押します。 - 「システム」タブにCPUとメモリが表示されます。
- 「ディスプレイ」タブにグラボ名と「表示メモリ (VRAM)」が表示されます。グラフィックチップを2つ搭載したノートパソコンでは、2つ目用の「レンダー」タブが追加で表示されることがあります。
システム情報(マザーボードなど)
Windowsキー + Rを押し、msinfo32と入力してEnterキーを押します。「システムの要約」にある「ベースボード製造元」と「ベースボード製品」の行がマザーボードの情報です。CPUやメモリのアップグレードを考えているときに必要になります。
さらに詳しく知りたい場合
無料ツールのCPU-Z(CPU、DDR4・DDR5などのメモリの種類、マザーボード)とGPU-Z(グラボ)を使えば、細かい情報まで確認できます。ダウンロードは必ず公式サイトから行ってください。
Mac
- 画面左上のAppleメニューをクリックし、「このMacについて」を選びます。
- 「チップ」(新しいMacではApple M1、M2、M3など)または「プロセッサ」(Intel搭載Mac)と、「メモリ」が表示されます。Intel搭載Macでは「グラフィックス」も表示されます。
- さらに詳しく見たい場合は、「詳しい情報」から「システムレポート」を開き、「グラフィックス/ディスプレイ」と「メモリ」を確認します。
PCゲームの多くはWindows向けに作られています。Apple silicon搭載Macでは、変換レイヤー経由で動かすゲームとMac版が別にあるゲームが混在するため、FPSVibeでは信頼できる推定ができません。
Linux
ターミナルを開いて、次のコマンドを実行します。
| 確認したいもの | コマンド |
|---|---|
| CPU | lscpu(「Model name」と「CPU(s)」を見る) |
| メモリ | free -h(「total」列) |
| グラボ | lspci -k | grep -EA3 'VGA|3D' |
| すべてまとめて | inxi -Fxz(必要ならinxiパッケージをインストール) |
グラボが2つ表示される場合
多くのノートパソコンや一部のデスクトップでは、Intel UHD GraphicsとNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUのようにGPUが2つ表示されます。前者はCPUに内蔵されたチップ(内蔵GPU)、後者は専用グラボです。ゲームは専用グラボで動かすのが基本なので、ゲームが動くかを調べるときは後者の名前を使ってください。ゲームを専用グラボで動かす設定は、ゲーミングノートのスペック確認ガイドで解説しています。
よくある勘違い
- 「共有 GPU メモリ」はVRAMではありません。GPUのメモリが足りなくなったときに借りられる、通常のメモリです。ビデオメモリとして数えるのは「専用 GPU メモリ」だけです。
- 「Microsoft 基本ディスプレイ アダプター」と表示される場合は、グラボのドライバーが入っていません。NVIDIA、AMD、Intelのドライバーをインストールしてから、もう一度確認してください。
- タスク マネージャーのメモリが思ったより少ない?メモリがしっかり刺さっていない、スロットが故障している、または購入時の表記が違っていた可能性があります。内蔵GPUも少量のメモリを使いますが、通常は1GBよりずっと少ない量です。
- メモリの速度が低く見える(速いメモリを買ったのに2133や2400と表示されるなど)場合は、BIOSで高速プロファイル(IntelはXMP、AMDはEXPO)がオフになっている可能性が高いです。
次は、遊びたいゲームをチェック
CPU、グラボ、メモリが分かったら、「このPCで動く?」に入力すると、ゲームが動くかを診断できます。FPS計算機なら、画質設定ごとの推定fpsも分かります。CPUとグラボのどちらが足を引っ張っているか知りたいときは、ボトルネック計算機を試してみてください。