ノートパソコンのゲーム向けスペックを確認する方法

ノートパソコンもデスクトップPCと同じくタスク マネージャー(Ctrl + Shift + Esc、続けて「パフォーマンス」タブ)で確認しますが、ノート特有の3点として、ゲームが使うGPU、GPUに許されている電力(W)、電源につないでいるかどうかも確認しましょう。

更新日: · 読了目安1分 · 執筆:Muhammad Muzammil

同じ「RTX 4060」を積んだノートパソコンでも、この3点の違いでフレームレート(fps)が大きく変わることがあります。

ステップ1:基本のスペックを確認する

PCスペックの確認方法を参考に、CPU・グラボ・メモリ・ストレージを控えておきましょう。ノートパソコンでは、タスク マネージャーにGPUが2つ表示されることが多くあります。1つは内蔵GPU(Intel UHD / Iris Xe / Arc、またはAMD Radeon Graphics)、もう1つはゲーミングノートに載っている専用GPU(NVIDIA GeForceまたはAMD Radeon RX)です。ゲームで使うのは専用GPUのほうです。

ステップ2:正確な型番を調べる

すべてのスペックを一番早く調べられるのは、型番から探す方法です。

  1. 本体の底面にあるシールを見るか、「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開きます(上部にデバイス名と型番が表示されます)。
  2. その型番をメーカーの公式サイトで検索します。スペック表にCPU・GPU・メモリ、多くの場合はGPUの電力(W)も載っています。

ステップ3:GPUの電力上限(W数)を確認する

同じ名前のノートPC用GPUでも、電力設定はモデルによって大きく異なります。低電力版は、高電力版よりかなり遅くなることがあります。

  • NVIDIA:NVIDIAコントロール パネルを開き、左下の「システム情報」をクリックして、お使いのGPUの詳細にある最大グラフィックス電力(Maximum Graphics Power)を見ます。特に薄型のノートパソコンでは、実際にこの数値まで出るとは限りません。
  • NVIDIAコントロール パネルが見つからない場合は、Microsoft Storeから無料でインストールできます。または、メーカーのスペック表や、同じ型番のレビューでGPUの電力を確認しましょう。
  • AMDなど:メーカーのスペック表や、同じ型番のレビューで確認します。
ノートPC用GPUの電力一般的な目安
低(薄型軽量ノート)名前から想像するより明らかに遅い
中標準的なゲーミングノートの性能
高(厚型のゲーミングノート)そのGPUのデスクトップ版に最も近い性能

FPSVibeでは、各ノートPC用GPUを標準的な電力上限で推定しています(ノートPC用GPU性能ランキングを参照)。そのため低電力版は、15〜30%低めになることが多くなります。

ステップ4:ゲームで専用GPUを使うように設定する

ほとんどのノートパソコンはGPUを自動で切り替えますが、ゲームが内蔵GPUで起動して動作が重くなることがあります。

Windows 11(24H2以降):

  1. 「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィック」を開きます。
  2. 「デスクトップ アプリを追加する」をクリックし、ゲームの.exeファイルを選びます(Microsoft Storeのゲームは「Microsoft Store アプリを追加する」)。
  3. 一覧からゲームをクリックし、「GPU の基本設定」で「高パフォーマンス」を選びます。
  4. ゲームを再起動します。

古いWindows 11 / Windows 10:「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィック」で、「参照」からアプリを追加し、「オプション」をクリックして「高パフォーマンス」を選び、「保存」します。

ゲーミングノートには、メーカーのアプリ(Armoury Crate、Legion Space、Omen Gaming Hubなど)にMUXスイッチや「dGPUのみ / Ultimate」モードがあるものもあります。画面を専用GPUに直接つなぐ機能で、fpsが上がることがあります。

ステップ5:電源につないで、電源モードを合わせる

  • バッテリー駆動中のノートパソコンは、省電力のためにGPUとCPUの電力を下げます。ゲームは必ず電源につないで遊びましょう。
  • 「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」で、ゲーム中は電源モードを「最適なパフォーマンス」にします。
  • メーカーのパフォーマンスモードやターボモードを使うと、fpsが最も出ます(ファンの音は大きくなります)。

ステップ6:メモリと増設できるかを確認する

タスク マネージャーの「パフォーマンス」→「メモリ」で、使用中のスロットを確認します。「2 のうち 1」と表示されていれば、同じ規格のメモリをもう1枚追加するとデュアルチャネルになり、特に内蔵GPUでfpsの向上が期待できます。スロット数が表示されない場合や非常に薄型のノートパソコンでは、メモリが基板に直付けされていて増設できないことがあります。スペック表や取扱説明書で確認しましょう。

ノートパソコンのチェックリスト

チェック項目確認する場所ゲーム向けの目安
専用GPUがあるタスク マネージャー →「パフォーマンス」NVIDIA GeForceまたはAMD Radeon RXが表示される
ゲームが専用GPUを使っている「設定」→「ディスプレイ」→「グラフィック」GPU の基本設定:高パフォーマンス
GPUの電力(W)NVIDIAコントロール パネル →「システム情報」大きいほど速い
電源につないでいる充電器ゲーム中は常に接続
電源モード「設定」→「電源とバッテリー」最適なパフォーマンス
メモリタスク マネージャー →「メモリ」16GB、2枚構成

実際にゲームをチェックする

「このPCで動く?」やFPS計算機で、お使いのノートパソコンのCPUとグラボを選びましょう。「PCを自動検出」を使えば、FPSVibeがノートPC用GPUを見分けて、ノート用のチップ(たとえばRTX 4060 Laptop)を自動で選び、標準的な電力上限で推定します。

よくある質問

ノートPC用のRTX 4060は、デスクトップ版のRTX 4060と同じですか?

いいえ。名前は同じですが、通常は電力とクロックが低く設定されているため、デスクトップ版より遅くなります。どれくらい差が出るかは、ノートパソコンのGPUの電力上限によります。

ゲーミングノートでゲームが重いのはなぜですか?

よくある原因は、バッテリー駆動になっている、内蔵GPUが使われている、電源モードが省電力になっている、の3つです。まずこの3点を直してみましょう。

ノートパソコンのグラボは交換できますか?

ほとんどできません。ノートPC用GPUはマザーボードに直付けされています。メモリやストレージは、増設・交換できるものが多くあります。

FPSVibeはノートパソコンでも使えますか?

はい。お使いのノートパソコンのCPUと、そのノート用GPU(たとえばRTX 4060 Laptop)を選んでください。結果は標準的な電力上限を前提にした推定なので、薄型で低電力のノートパソコンでは低めになります。

MUXスイッチとは何ですか?

専用GPUの映像を内蔵GPUを通さずに、直接画面へ送るためのハードウェアスイッチです。対応するノートパソコンでは、fpsが向上することがあります。

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執筆:Muhammad Muzammil FPSVibeは、ゲームが自分のPCで動くかをチェックし、公開している推定モデルでfpsを推定する無料ツールを作っています。運営者情報